発達障害とは、発達障害者支援法には「自閉症・アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害・学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義されています。
発達障害は、かつては知的障害を伴う自閉症を中心に研究の場で議論されてきました。(内山、言語発達遅滞研究、2002)
その後、アスペルガー症候群を英語圏で再評価したことから、知的障害を伴わない自閉スペクトラム症について研究や関心が加速しました。(Wing L,Psychological Medicine,1981)
これまでの発達障害は、その中核症状(自閉スペクトラム症:社会性・コミュニケーションの問題、 注意欠如多動症:不注意・多動性・衝動性、 学習障害:読字・書字・算数等の問題など)などの問題が中心に議論されてきましたが、当事者の抱える問題は中核症状に限らず、生活全般の支援が必要であること、聴覚や嗅覚などの感覚面の問題も大きいこと、身体健康の管理の支援が必要であることなどが明らかになりつつあります。研究が進む中、当事者・児の日々の暮らしの困難さに、多角的に支援するためのにも原因やメカニズムを知ることでより良いサポートへ近づくことができると思います。
是非、この機会に脳機能から発達障害を知り、自閉スペクトラム症の理解を深めてみませんか?
和久田 学
【 講 師 】
和久田 学 氏
●受講資格 教員、スクールカウンセラー、臨床心理士、教育に携わる方
※保護者の方も受講可能です。
●会 場 WEB会場(ZOOMミーティング)
●日 時 2021年 4月 4日 日曜日
受付開始時間 9時~
講義開始時間 9時30分~
講義終了時間 15時30分まで
●定員数 100名
●受講料 6000円
●振込期限 2021年 3月 26日 金曜日
●内 容
第一講座
09:30~10:45 脳の働き(基礎的理解)
脳機能(実行機能について)
10:45~11:00 休憩
11:00~12:00 脳機能(情報統合)
脳機能(情動と感覚)
第二講座
13:00~14:15 脳機能モデルと支援
実行機能への支援
14:15~14:30 休憩
14:30~15:30 情報統合への支援
情動・感覚への支援
質疑応答
●講 師
■ 和久田 学 氏
公益社団法人 子どもの発達科学研究所 主席研究員
大阪大学大学院、大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・
千葉大学・福井大学、連合小児発達学研究科 特任講師
浜松医科大学 非常勤講師
●主 催 (株)フロム・ア・ヴィレッジ
●申込受付
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