アトウッド博士の＜感情を見つけにいこう(1)＞　怒りのコントロール

･著者　トニー・アトウッド

自閉症スペクトラムの人たちは、感情の発達もうまく機能しないため、感情の覚知・自覚自体が困難であるということは、最近知られてきたことです。
社会でうまくやっていくためにもっとも肝要な部分は、自分自身の感情コントロールにあると言っても過言ではありませんが、ASDの人たちはその覚知も困難であるということすら知られていなかったために、衝動性や攻撃性・自殺願望などをどうすることもできずにされてきました。そういった行動は本人にとって辛い状況であるのにもかかわらず、その言動は本人の責任とされてきました。
トニー・アトウッド博士は、37年にもわたってアスペルガーの支援の中でも、特にこの対人関係における困難を指導するという難問に果敢に取り組んでこられ、確実な指導法を確立されています。2004年に本人と家族、そして支援者が共に学ぶようにと、このワークブックを開発発表されていました。　それが、このたび日本語版が発売になります。　一般店舗よりも一足早く、当ウェブ書店より販売します。

『(2)不安のコントロール』ワークブックと合わせてお使いください。