自閉症の子どもを持つ親のためのペアレントメンター・ハンドブック

・著者　アン・パーマー、服巻智子、江口寧子

　ペアレントメンターは、自閉症を持つ子どもを育てた経験のある親が、若い親たちの心理的サポートと道しるべをすることのできる人材養成です。
メンターには責任が生じますから、メンターをするにはそれなりの資質とトレーニングが重要なポイントです。

　
　アン・パーマー氏は、ご自身も自閉症を持つ息子の親でもあり、自閉症支援の先進国アメリカのTEACCH部で、ペアレントメンター制を確立した人でです。
また国内でも、TEACCHのペアレントメンターを取り入れつつ、佐賀県の文化風土に合わせた佐賀県版ペアレントメンターシステムを長い期間かけて確立しました。
その佐賀県版ペアレントメンターのあり方について、服巻智子と江口寧子がそれぞれの立場で解説をしています。

・内容詳細

●TEACCHペアレントメンターシステムについて　アン・パーマー

　・はじめに

　・TEACCHのペアレントメンタープログラム

　・ペアレントメンターの役割

　・「ペアレントメンター用リソースガイドブック」の作成

　・ペアレントメンターのトレーニング（養成）

　・親が診断を受けた後に経験する感情

　・ペアレントメンターの募集

　・ペアレントメンターを利用するまでのプロセス

　・ペアレントメンターは何をするか

　・ペアレントメンターになることの意義

　・Ｑ＆Ａセッション

●佐賀県のペアレントメンターシステムの紹介　服巻智子

●佐賀県方式ペアレントメンターシステムに取り組む親たちの思い　江口寧子