子どもが発達障害？と思ったら　ペアレンティングの秘訣

著　服巻智子

ペアレンティング＝子育ての方法と親自身の人生を考える25の秘訣！

発達障害のある子どもを持つ親たちばかりでなく、保育士、保健師、教師、心理士の方々にも読んでいただいきたい1冊。

※服巻智子　書き下ろし！

　
『筆者よりご挨拶』
　　
大学に入ったばかりの頃、最初に出会ったのはお母さん方でした。職業上の先輩たちとの出会いの前に知り合ったあのお母様たちとのお付き合いに導かれるようにして、私は自閉症支援一筋の人生を送ることになったのでした。
あれから30数年、お母さんたちとの勉強会を通じて、学生ボランティアとして、教師として、そして、自閉症支援の専門家としてかかわりを持たせていただきましたが、一貫していたのは、同じ一人の女性として自分の人生に立ち向かうということでありました。
本書でいうペアレンティングとは、単なる子育て論や親業論に留まらず、子育ての具体的なあり方の軸となる障害特性の把握、家庭経営、きょうだいのかかわり、夫婦のあり方、親のストレスマネージメントを包含する考え方のことです。
筆者は３０年以上にわたる親の会との地道な付き合いの間、子どもたちばかりでなく親たちにも自分の人生の価値を高めるよう支援を続けてきました。
そして、発達障害のある子どもの親たちにとって、焦りを減らし自分にもやさしくなれるペアレンティングの方略を提案し続けてきました。本書はある意味、その集大成とも言えます。
発達障害のある子どもを持つ親たちばかりでなく、保育士、保健師、教師、心理士の方々にも読んでいただければ幸いです。

服巻智子