TEACCHプログラムに基づく 自閉症児・者のための自立課題アイデア集 ―身近な材料を活かす95例

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TEACCHプログラムに基づく 自閉症児・者のための自立課題アイデア集 ―身近な材料を活かす95例

TEACCHプログラムに基づく 自閉症児・者のための自立課題アイデア集 ―身近な材料を活かす95例
¥2,420(税込)
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監修:諏訪利明

著:林大輔

特別支援学校や福祉施設において自閉症の人の活動の軸となる「自立課題」。本書はTEACCHプログラムに基づいて、身近で手軽な素材を使った作り方を紹介。さらに、日常生活での活用方法も提案する。数多くのアイデアを紹介することで、個別性に応じたかかわりを支援する。

TEACCHプログラムの実践手法の一つで中~重度の知的障がいを抱える利用者も、初めから終わりまで自分ひとりで実践でき、自立的に行動できるツール「自立課題」。支援にうまく取り入れれば、日課・プログラムの軸にもできます。本人の傍にいる支援者だからこそ、本人に適した自立課題をオーダーメードで製作できるはず。でも、「どうやって製作すればいいの?」「何を作ればいいか思い浮かばない! 」「どうやって提供すれば受け入れてもらえる?」と、実践までに大きな壁があると感じている支援者は少なくありません。
本書は、重度障がい者の支援者が実際に製作・実践した豊富な自立課題例200以上の中から、選りすぐりの95例を収録しています。自立課題を日課・プログラムに組み込むポイントも掲載。自立課題をどのように計画し、製作し、提供すればよいのか、実際の自立課題例と、その製作・提供のポイントを見ていくうちに、悩める支援者も自然と理解でき、実践に活かせます。

目次

[第1章]自立課題の種類と選び方
1. TEACCHプログラムと自立課題/2. 合理的配慮による自閉症の人の自立/3.自立課題の有効性/4.特性や興味関心を活かした自立課題/5.自閉症の特性を捉えるには/6.自立課題のカテゴリー/7. 自立課題を構成する視覚的構造化/8.自立課題の製作に向けて/コラム 自立課題製作にあると便利なもの

[第2章]自立課題のアイデア95
1. 身体を動かす(粗大運動・微細運動)
基本のペグ挿し/ひもの穴通し/背伸びでボール入れ/ボトルキャップすべり台/お部屋で虫採り 他
2. 物を分ける(分類・マッチング)
いろいろ「緑」の分類/向き合わせ型はめ/消しゴム型はめ/横や裏までマッチング/○△□分類〜ファイリングタスク版〜? 他
3. 物を入れる(プットイン)
ピンポン玉をプットイン/モールをストローにプットイン/ストローをフックにプットイン/小さなグラスにプットイン/異なる角度でプットイン 他
4. 組み立てる・物を包む
えんぴつキャップをパッケージ/ダブルクリップ囲い止め/人形まとめて袋詰め/靴下かぶせ/ボルトにナットはめ 他
5. 暮らしに役立てる
靴下干し/メニューの値段の支払い/つめたい? あつい?/メニューカードの分類/切手の貼り付け 他
6. 楽しく遊ぶ
△パズル/同じ模様は何個?/小さな「目」でサイコロ分別/動物福笑い/パチパチスイッチ押し 他
7. 学習に役立てる
100までパズル/アナログ時計マスター〜ファイリングタスク版〜/アナログ時計マスター〜卓上スタンド版〜/小さい・中くらい・大きい/文字の組み立てパズル 他

[第3章]自立課題を日課に組み入れる
1. 構造化された環境を設定する/2. 「構造化された環境」セットアップ例/3.活動場所と相性の問題、支援体制の工夫/4. 自立課題の評価と再構造化/5. 受託作業を自立課題にアレンジ